ランニング

Apple Watchはランニングで使えるのか 2020年版

Apple watch5とGPSウォッチの老舗ブランドで悩む人は多いようですが、ブランドに拘らない人で尚且つiPhoneを使っている人には断然Apple Watchがオススメです。

Apple Watch 4から5への変更点


以前、SUUNTOやGARMINとApple Watch 4を比較する記事を書きました。

それから1年が経過し、Apple WatchはSeries 5になりましたので、まずはSeries 4と5の違いを整理します。

ディスプレイの常時点灯

これはありがたい変更です。ランニング時にタッチしなければディスプレイが見れない仕様はストレスでした。常時点灯は普段の使用シーンは勿論、ランニング時も役立つ仕様変更ですね。

ストレージ容量UP

Apple Watch内のストレージが16GBから32GBに倍増しています。が、これはあまりありがたみが無いですね。音楽を入れるにしても、1曲5MBだとして、16GBあれば3200曲入れられるので充分でしょう。全然関係ありませんが、昔買ったiPod Nanoは2GBとか4GBでしたねえ。(遠い目)

電子コンパス

これは頻繁に使う機能ではないですね。ただ通信圏外のエリアでも動作するようなので、登山やトレッキング等で役立つかもしれません。わざわざApple Watchになくても良い気がしますが、このあたりはGPSウォッチを潰しに来てる感がありますね。

Series 4と5の大きな違いはこんなところです。やはり一番大きいのはディスプレイの常時点灯でしょう。

Apple Watchがランニング時に便利なところ

Apple Watch 4をランニングに使っていた経験からすればなんの問題もありません。むしろ便利です。

音楽が聴ける

Apple WatchとBluetoothイヤホンだけで音楽が聴けます。GPSモデルだとストリーミングができないので曲を内部ストレージに入れておく必要がありますが、容量は32GBなので充分ですね。

支払いが出来る

Apple Payが使えます。これはGPSモデルでiPhoneを携帯していなくても使えます。

なのでApple WatchとBluetoothイヤホンがあれば、それだけで音楽を聴きながらランニングのトラッキングをし、必要があればコンビニで飲み物や食べ物を補給することも可能ということです。

バッテリーは最低限使えるレベル

バッテリーはGPS稼働で6時間持ちます。先日、Apple Watchで30kmを3時間程で走り終わった時、Apple Watchのバッテリー残量は45%でしたので、ほぼ仕様通りです。

ただ音楽はiPhoneで聴いていましたので、Apple Watchでランニングをトラッキングしながら音楽を聴いているとバッテリーの持ちはさらに短くなるでしょう。

ちなみにセルラーモデルだと、ストリーミングで音楽を聴けますし、有事の際にApple Watchだけで連絡が取れます。もし自分が人気(ひとけ)のないところで転んでも、転倒検出+SOS発信で何とか助かる可能性が高まります。

ただセルラーモデルは2020年1月2日時点ではau、ドコモ、ソフトバンクの3大キャリアでiPhoneを使っている人だけが使えます。3大キャリアだけがApple Watchに搭載されている電子式SIMを設定する権利を持っているからです。iPhoneを格安SIMで運用している人はご注意ください。

他にApple Watchが便利なところ

Apple Watchには普段のシーンでも役立つ機能が沢山あります。というか多くの人にとってはそちらがメインでしょう。でも使いこなすのがなかなか大変で、個人的には無用の長物的な感がありました。

iPhone呼び出せる

Apple Watchを持っていて一番良かったのが実はこの機能です。「あれ、iPhoneどこだっけ」となった時にApple WatchからiPhoneを鳴らせるんですよね。地味ですがこれがめちゃくちゃ便利です。

声でメモが取れる

Google Keepの音声入力を使っていたのですが、メモをパッと出せない時、それこそランニングの時など、音声でメモを取ることができて便利でした。

パッと思い出せるのはそれぐらいで、あまり直感的に使いやすいと感じることはなかったですね。

Apple Watchの不便なところ

充電頻度

基本は毎日充電するものと思っていた方が良いです。仕様上の稼働時間は18時間なので、夜間に充電して朝6時に装着すれば、その日は一日中持ちます。しかしまた夜寝る前にはやはり充電しなければなりません。

睡眠のトラッキングもしたいのに夜間は充電で腕から外すというのはイケてません。なので、帰宅してから寝る前までに充電を完了しておくなど、工夫が必要です。2.5時間あればバッテリーは100%になるので、なんとかその時間を確保する必要があります。

耐久性が心配

これが個人的には一番気になりますね。腕につけているスマホ感が拭えないので、付けながらちょっとした機械いじりやDIY作業をする時に気を遣います。ケースを付ければいいと言う意見もありますが、腕時計にケースをつける人がどこにいるのでしょうか。

スマホがiPhoneじゃないと使えない

これはもう一応書いておくという感じです。スマホがiPhoneじゃないとペアリングが出来ません。

Apple Watchの値段

Apple Watchの今のお値段は以下のようになっています。

  • Apple Watch Series 3 ¥19,800(税抜)から
  • Apple Watch Series 5 ¥42,800(税抜)から

下のSUUNTOの記事でオススメしたSUUNTO 5が¥43,000(税抜)ですからApple Watch Series 5とほぼ同額ですね。

同額であれば、Apple Watch Series 5の方が出来ることという点でコスパは良いです。Series 3でも充分すぎるぐらい色々出来ますので、2万円代で買えるというのは魅力的です。

個人的にApple Watchは購入後にテンションが上がらなかったプロダクトでしたが、やはり出来ることはGPSウォッチより多いのでSUUNTOと迷われた場合はApple Watchを買う方が幸せになれる方が多いでしょう。

僕は不幸にもブランドに妙なこだわりがある為、SUUNTO AMBIT2からApple Watch Series 4を購入し、結局SUUNTO SPARTAN SPORTに出戻りました。下の記事に書いていることがなんとなく分かるという人は、SUUNTOやGARMIN等のトレーニング専用ウォッチを買われると良いかもしれませんね。

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